悪縁を切りに
思うところあって、悪縁を切りに山寺(山形県 立石寺)へ行ってきた。
朝早くに家を出て、羽田から飛行機で山形空港へ。そこから高速バス(山形空港ライナー)とJRを乗り継いで、山寺駅に着いたのが10:01。
快晴で、雲は夏と秋の中間。日差しは強いけど風は気持ちいいねなどと話しながら、山寺登山口へ。ここから1000段余りの石段を登るのだ。
登山口を登ると根本中堂がある。ここに安置されている薬師如来が「悪縁切り」の由来の一つ目。
その後、平坦な道を神社や芭蕉・曽良像などを過ぎて山門へ。
と、山門の手前で甘味&猫トラップに遭う。
トラップを抜け、山門にて入山料(300円)を払い、改めて登り始めた。
幅も高さもいろいろの石段を登り、気持ちのよい木陰から暑い日向に出て、いよいよ膝がきつくなった頃、奥之院に辿り着いた。ここまで登ること(=修行)によって「俗世との縁を切ることができる」といわれているそうだ(「悪縁切り」の二つ目の由来)。
奥之院をお参りしたあと、少し下って三重の小塔へ。ここが「悪縁切り」の三つ目なのだが、由来は曖昧*1。
ともあれ、これでよし!と、なんとなく身も心も軽くなり、開山堂から五大堂にまわり、仁王門、弥陀堂、せみ塚など、登りではほとんど素通りしてきたところに寄りながら降りてきた。
山門からの往復で約1時間(登り40分、下り20分)かかっていた。
その後、本坊から下山口を出てお昼ごはんを食べ、予定より1本早い新幹線に乗って帰ってきた。
家を出てから帰宅までちょうど12時間の旅だった。