ブラウスに刺繍・その2
ブラウスに刺繍をしたときのはなし。
刺繍図案が決まって、ブラウスに図案を写して、糸の色を決めて(本の通りにするならこの工程は不要)、刺し始めるまでに既に4日。
あ、でも今回図案を写すのはすごく楽だった。
「図案を写す」とは、普段なら「図案と生地の間にチャコペーパーを挟んでトレーサーでなぞる」作業のことなのだが、図案がズレないように気をつけるとか、なぞる時に力が要るとかで、地味に疲れるのよね。今回はブラウスが真っ白で薄かったから、もしやと思って生地の下に図案を置いてみたら、そのまま写せるくらい透けていた。おかげで水性チャコペンで上からなぞるだけで済んだのだ。
その分かな、糸の色を決めるのには時間がかかった。
本では青からグレーのグラデーションだったのを、手持ちの糸で代用したくて「この色をこれに置き換えて、そうすると全体のバランスは……」などと頭を悩ませた。
節約には時間と手間がかかる。「節約」って時間をタダとして勘定するから成り立つのであって、でも時間は本当はタダではないんだよなぁ。
そんなこんなでようやく刺し始めた。
1枚目が初日。あとは大体1週間毎で、6枚目が刺し終わり。
終盤になって刺繍枠を買い替え、刺繍針を細いものにした。おかげで最後の方はすごく刺しやすかった!
刺繍枠は、刺繍を始めた頃に買った100均のもので、別に不便はしていなかったんだけど、今回は初めての薄い生地なのと、服だからやり直しがきかないことでだんだん気になり、ついに Clover 製を購入。すごく違うというわけではないけど、比べるとやっぱり100均のより滑らかで安心感アップ。
刺繍針は、糸に対してだいぶ太い針を使っているのに途中で気が付いた。違和感はわりと早い段階からあったのに「これで合ってるはず」の思い込みが邪魔をして修正に時間がかった。変えたら格段に刺しやすくなったし(そりゃそうだ)、針目もキレイになった気がする。
次からは「不安は解消してから始める」&「違和感を覚えたらすぐ調べる」をがんばろう。って、普段の生活で当たり前に必要なことじゃないか?
おしまい